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ムズムズ脚症候群とは
ムズムズ脚症候群は正式にはレストレスレッグス・シンドローム(restless legs syndrome:RLS)ともいいます。その大きな特徴をあげますと以下のようになります。

このムズムズ脚症候群は、妊婦さんや産後の女性によく起こりますが、お子さんや男性にもみられることもあります。足の不快な鈍痛をはじめとするムズムズ症状が毎日・毎夜つづいて、苦しむ方は少なくありません。
実はあまり知られていないことですが、鍼灸はムズムズ脚症候群とは相性がよくといえます。その理由も踏まえて、以下にムズムズ脚症候群に関する情報を紹介しましょう。
ムズムズ脚症候群によくみられる症状パターン
ジッとしてられない不快感は、なんとも言い表すことが難しく、人によっては鈍痛、虫がはうような感じ(蟻走感)、ほてる、しびれる等、症状の感じ方にも個人差が大きいのが特徴です。
ムズムズ症状が起こる部位は脚部によく起こります。
特に“ふくらはぎ”が多いですが、膝下の外側や前側(すねの横)や臀部(股関節の外側)、他にも土踏まず・足の小指・薬指(足の第4、5指)の間などにも症状を訴える人は多いです。

さらに悪化すると膝より上、さらには手や腕など、上半身にも症状は拡大するケースもあります。
またムズムズ症状が起こるタイミングとしては、夜間の発症が圧倒的に多いですが、症状が進行するにつれて、日中でも安静時に起こるケースも少なくありません。
子どもにもムズムズ症状がみられる
大人だけでなく、お子さんにもムズムズ症状が現れることがあります。
ムズムズ症状は安静時に現れるのが一つの特徴です。そのため、お子さんの場合ですと授業中にムズムズ症状が起こり、授業に集中できない、先生や周りの友達の理解が得られないなどの問題もあります。
ムズムズ脚症候群に悩まされる人には、妊婦さんや産後の女性が多いですが、お子さんや男性の中にもムズムズ脚症候群に悩まされる方はいます。当院の統計になりますが、最近では小児のムズムズ脚症候群も増えているように感じられます。

東洋医学でみるムズムズ脚症候群の原因
近年では、現代医学でもムズムズ脚症候群の原因や対処法が研究されはじめています。
しかし東洋医学の観点からみると、ムズムズ脚症候群の体質を氣血水の不調和で診断することができます。

ムズムズ症状の原因は、水や血の流れの悪さにあると診ています。
水の流れが悪いと水毒(すいどく)となり、血の流れが悪いと瘀血(おけつ)となります。
この水毒や瘀血が四肢(下肢に多い)に蓄積するため、水毒・瘀血を排除するべく感覚として脳が感じ取ります。
脳が感じ取るレベルの症状のため苦痛の度合いも深く、不眠や精神的に追い詰められるなどの深刻な事態に進行します。
またストレッチ・マッサージで四肢の水分・血液の流れを良くすることでも、ムズムズ症状は一時的に軽くなります。

しかし、水毒・瘀血は体質として根づいているため、体を動かした程度では解決せず、すぐにムズムズ症状は再発してしますのです。
このような東洋医学的な病理に基づいて当院では鍼灸ケアを行い実際に効果を上げています。
ムズムズ症候群の治療
単なる対処療法ではなく、根本的にムズムズ脚症候群を解決するための原因体質を取り除く治療を行います。
①体力を補給し底上げする治療
睡眠不足や心労(ムズムズ症状による精神的負担)によって治癒力が消耗していることがい多いためです。
②水毒を取り去る治療
水毒の蓄積度は、個々の条件…例えば飲食・二便(大小便)・運動などにより異なります。
その人にとって最適な水毒除去を見極めて治療します。
③瘀血を取り去る治療
夜間に決まって起こる症状は、血の不調が関わっていることがしばしばです。
瘀血や血熱などの体質を解除する治療を行います。
④経絡を通じさせる治療
実際にムズムズ症状を起こしているのは四肢(経絡)ですので、この経絡の詰まりを取り去ります。
これによってムズムズ症状を原因を幹部から直接取り除きます。
以上の治療工程を鍼灸を使って行います。少し専門的な文章になり、イメージしにくいかもしれません。
ですので、次に実際のムズムズ脚症候群の治療効果を診療録風にまとめましたので参考にしてみてください。
ムズムズ脚症候群の治療例
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発狂するかと思うほどのムズムズ脚症状が…
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