こんな時こそ“コチョコチョ”を

コロナのストレス

新型コロナウイルス蔓延による自粛生活が続きます。
ゴールデンウイークはどこにも出かけられず、家の中にいるだけでストレス200%!!


そんなご家庭も多いと思い今日のこの頃。特にお子さんにとっては今までにないストレスフルな環境といえるでしょう。

今回はお子さんのストレス解除法をひとつ紹介しましょう。

お子さんのストレス増でこんな変化

お子さんのイライラが増えると、癇癪(かんしゃく)が強くなります。
癇癪(かんしゃく)の症状とケアについての説明はコチラ

✔ イライラして怒りっぽくなる
✔ 大声を出すことが増えた
✔ すぐモノに当たる(ヤツあたり)が増えた
✔ 兄弟ゲンカが増えた

こんなお子さんは急増していることでしょう。

小さいお子さんであれば夜泣きや夜驚症にも影響し、
大きなお子さんであればチック症が一時的に悪化したりしています。

対ストレスには2つのアプローチがある

ストレスを解除するには、2つの方法があります。

「緩和」と「発散」です。

緩和は緩めること。リラックスすることです。

ソフトなマッサージや優しいスキンシップが有効です。
他にも温めること、穏やかな音楽なども心身を緩める方向に働くことが多いですね。

ピリピリした心と体を優しくゆったり解きほぐすイメージです。
マッサージやスキンシップする時には、このようなイメージで行うと良いでしょう。

しかし、たまりにたまったストレスはそう簡単に緩んでくれないものです。そこでもう一つのアプローチです。

発散させることが重要です。発散とは“外に出すこと”です。

・声に出す
・歌う
・笑う
・汗を出す
・涙を出す

その延長線上にあるのが運動等になります。
お子さんであれば、「暴れる」「物を叩く・壊す」「叫ぶ」といった表現になります。

これらの条件をクリアできる方法だと(屋内・屋外問わず挙げていきます)…

歌ったり、踊ったり(ダンス)する等は性別問わず可能ですね。
トランポリン・縄跳びで飛んだり跳ねたりするのもいいですね。
昭和の遊びだとゴム飛びになるのでしょうか。

また「壊す」「叩く」という要素を含んだ遊びと言えば、野球やテニス・バドミントンなどがあります。
「打つ!」「振り回す!」「飛ばす!」といったインパクトを感じる点が発散系に効きます。

これらは比較的 大きいお子さん向けになります。

小さい子でもできる発散系のケア

小さい子でもできるケアがあります。
それが「コチョコチョ(くすぐる)」です。

当院では「コチョコチョ」をお母さんによく薦めています。なぜならコチョコチョにはたくさんの長所があるからです。

①大人は疲れず、子どもは疲れる
 コチョコチョする側は手先の動きで済みますが、コチョコチョされる側のお子さんは息切れするほどです。
 汗をかいて、涙目になるくらいまでくすぐると相当な発散になるでしょう。
 その間、非常に短時間で済むのもありがたい点ですね。

②スキンシップの要素を兼ねる
 コチョコチョは涙が出るほどの苦行?でもありますが、
 お子さんにとってはお母さんやお父さんにしてもらうスキンシップでもあります。
 なので、嫌がりつつも、ほとんどのお子さんは喜んでいます。
 コチョコチョだけ一方的にするのではなく、最後にハグしたりして、飴とムチ(?)を織り交ぜましょう。

③最後は笑いでシメる
 くすぐる刺激そのものはやはり苦行です。息ができないほど笑い続けるのですから。
 しかし、声を出して笑うという行為は、最終的にポジティブな印象が残ります。
 『息が苦しい程だったけど、ずっと笑ってた…』と、そんな風に
 脳をプラスに錯覚させるようなイメージです。

ということで、コチョコチョをはじめ、以上のお子さん向けの発散法がお役に立てれば幸いです。

 

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