Contents
つわりとノドの症状のダブルの不快感
妊婦さんを不快にさせる症状に「ノドの詰まり感・異物感・違和感」があります。
この症状を訴える人は多く、妊娠中でなくともこの症状に悩む人はいます。
しかし、妊娠初期の症状である“つわり”と併発することが多く、つわりとノドの詰まり感・不快感が互いに悪影響を及ぼしあい、つわり症状をさらに悪化させる傾向が見られます。ですので最近では“喉つわり”と呼ぶ人もいるようです。
当院にはこのような喉つわりの症状を改善したいという妊婦さんも多く来院しています。
具体的な症状・訴えとしては…
当院に来院される妊婦さんの訴えで多いのは次のようなお悩みです。
ノドの奥に何かがつっかえる感じ
痰を出しても出しても無くならない…
ノドの不快感が、吐き気や嘔吐を刺激する
痰を出すと、嘔吐につながる
無理して痰を出し続けるとノドの乾燥が強くなる
鼻の奥から鼻水が落ち込んでノドの痰とからむ
最終的につわりや後鼻漏などの症状と連動しやすいのがこの症状の特徴です。
東洋医学ではこうみる!
喉つわりのようにノドが詰まり感・異物感のような症状を、中国医学では“梅核気(ばいかくき)”と呼んでいます。
梅核気とは「“梅”の“核(タネ)”のようなモノが詰まっている“気”がする症状」という意味です。ですから、検査をしても何も異常はみられず、ひと昔前なら文字通り「気のせいでしょう。」と病院で診断されていた症状のひとつです。
しかし、中国医学では梅核気というしっかりと病名があります。病名があるということは治療法もあるということです。
実際には梅核気に対する漢方薬や鍼灸による治療は有効です。
鍼灸ケアによる効き目は良好
梅核気には特に鍼灸が有効なように感じます。
というのも「病院で漢方薬を処方されたけどノドの症状が治らなかった…」という方がよく来られます。
そして当院の鍼灸を受けた結果…ほぼ全ての妊婦さんが、喉つわりも他のつわり症状も改善・治癒していきます。
【内関のツボはノドの詰まりだけでなく各種つわりによく使うツボである】
ちなみに、ノド症状の多くは「逆流性食道炎」や「咽喉頭異常感症」として診断を受け、処方される漢方薬の多くは半夏厚朴湯のことが多いです。
当院の診立てですと、半夏厚朴湯はノドの詰まりに有効ではありますが、つわり体質の影響が強すぎて、漢方薬単体では効果が出し切れていないようにも感じます。
ですので、ノドとつわり体質の両方から改善するツボ(経穴)を駆使して鍼灸ケアを行うと、ノドの症状・つわり症状ともに改善・治癒しているのだと考えています。
当院の東洋医学的つわりケアを希望される方は
電話予約はコチラ0721-53-6330
メール予約はコチラ