ムズムズ脚症候群

ムズムズ脚症候群の症状

ムズムズ脚症候群の大きな特徴は次の3点です。

ジッとしてられない不快感
同じ部位に決まって起こる(多くの場合は脚部)
安静時や夜間にムズムズ症状が起こる
妊婦さんや産後の女性に多いが、お子さんや男性にもみられる

ジッとしてられない不快感は、なんとも言い表すことが難しく、人によっては鈍痛、虫がはうような感じ(蟻走感)、ほてる、しびれる等、症状の感じ方にも個人差が大きいのが特徴です。

ムズムズ症状が起こる部位は脚部によく起こります。
特に“ふくらはぎ”が多いですが、膝下の外側や前側や臀部(股関節の外側)にも症状を訴える人は多いです。

その他、足首より下の小指・薬指(足の第4、5指)の付け根、土ふまず、足の裏にも症状は現われます。
さらに悪化すると膝より上、さらには手や腕など、上半身にも症状は拡大するケースもあります。

またムズムズ症状が起こるタイミングとしては、夜間の発症が圧倒的に多いですが、症状が進行するにつれて、日中でも安静時に起こるケースも少なくありません。

お子さんですと授業中にムズムズ症状が起こり、授業に集中できない、先生や周りの友達の理解が得られないなどの問題もあります。

ムズムズ脚症候群に悩まされる人には、妊婦さんや産後の女性が多いですが、お子さんや男性の中にもムズムズ脚症候群に悩まされる方はいます。

当院の統計になりますが、最近では小児のムズムズ脚症候群も増えているように感じられます。

ムズムズ脚症候群の原因

現代医学ではムズムズ脚症候群の原因は不明とされるようですが、
東洋医学の視点からみると、水や血の流れの悪さが原因であると診ています。

水の流れが悪いと水毒(すいどく)となり、血の流れが悪いと瘀血(おけつ)となります。

この水毒や瘀血が四肢(下肢に多い)に蓄積するため、水毒・瘀血を排除するべく感覚として脳が感じ取ります。

脳が感じ取るレベルの症状のため苦痛の度合いも深く、不眠や精神的に追い詰められるなどの深刻な事態に進行します。
またストレッチやマッサージで四肢の水分・血液の流れを良くすることでも、ムズムズ症状は一時的に軽くなります。

しかし、水毒・瘀血は体質として根づいているため、体を動かした程度では解決せず、すぐにムズムズ症状は再発してしますのです。

このような東洋医学的な病理に基づいて当院では鍼灸ケアを行い実際に効果を上げています。

ムズムズ症候群の治療

単なる対処療法ではなく、根本的にムズムズ脚症候群を解決するための原因体質を取り除く治療を行います。

①体力を補給し底上げする治療
睡眠不足や心労(ムズムズ症状による精神的負担)によって治癒力が消耗していることがい多いためです。

②水毒を取り去る治療
水毒の蓄積度は、個々の条件…例えば飲食・二便(大小便)・運動などにより異なります。
その人にとって最適な水毒除去を見極めて治療します。

③瘀血を取り去る治療
夜間に決まって起こる症状は、血の不調が関わっていることがしばしばです。
瘀血や血熱などの体質を解除する治療を行います。

④経絡を通じさせる治療
実際にムズムズ症状を起こしているのは四肢(経絡)ですので、この経絡の詰まりを取り去ります。
これによってムズムズ症状を原因を幹部から直接取り除きます。

以上の治療工程を鍼灸を使って行います。少し専門的な文章になり、イメージしにくいかもしれません。
ですので、次に実際のムズムズ脚症候群の治療効果を診療録風にまとめましたので参考にしてみてください。

ムズムズ脚症候群の治療例

発狂するかと思うほどのムズムズ脚症状が…

不眠とムズムズ症状に苦しむ妊婦さんの鍼灸診療録

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