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  • つわりと逆流性食道炎

    つわりと逆流性食道炎

    西洋医学と東洋医学で違う診断名 ノドのつまり・異物感・違和感・不快感などの症状は、逆流性食道炎や咽喉頭異常感症として診断されることがあります。人によっては、痰がからむような異物感とも感じるケースもあります。 しかし東洋医学では梅核気(ばいかくき)として診断でき、鍼灸や漢方の治療対象となります。(詳しくはコチラ) たとえば、漢方薬ですと半夏厚朴湯が処方されることが多いようです。もちろん、半夏厚朴湯だけがノドの異物感に効くのではなく、他にも様々な処方があります。(半夏厚朴湯が効かなかったからといって、漢方は効かない…と悲観的にならない方が良いです) そして鍼灸もまた「ノドの異物感・詰まり」に効果があるのです。 咽喉の詰まりにお役立ちのツボ 治療院や鍼灸師の先生によって違いはありますが、私は内関・足三里といったツボ(経穴)をよく症状改善のために使用します。 内関というツボ(経穴) 内関(ないかん)というツボは、咽喉~胸・心窩部にかけての詰まりを解除してくれるツボです。ですから、つわり(妊娠悪阻)や乗り物酔いにも使用されるツボとして有名です。 内関に関する説明はコチラ「内関・お役立ちのツボ」の記事をどうぞ。 足三里というツボ(経穴) 足三里(あしさんり)は、胃腸のツボとして有名ですが、消化管全体の元気を補い、緊張を緩めてくれるツボです。 足三里がもつツボの効能は実に用途が広く、他にも「食欲低下」「便秘」「慢性疲労」「倦怠感」…などにも使用できます。 公孫というツボ(経穴) 公孫(こうそん)も、足三里と似ており消化器系の症状に有効なツボです。私は逆流性症状にもよく使用しますので、逆流性食道炎だけでなく、つわり(悪心・嘔吐)、咳などの治療にも使用します。 他にも不妊・妊娠中・産後ケアにもよく使う重要なツボのひとつです。 実際の治療ではこの3つのツボだけでなく、他にもいろいろなツボを組み合わせて症状改善の鍼灸を行っています。 ノドに何かが詰まって不快… このノドに何かが詰まる感じは、「気にしない方が良い」と言われても、どうしても気になるものです。手足末梢の症状と違って、首から上は神経が集中しやすい場所ですから、常に意識が集まるのです。 そのため『気にしない…』ということが非常に難しくなります。 加えて、つわり症状に悩む妊婦さんだと、つわり症状と合わさって、余計に不快感・異物感が増強します。つわり症状まで悪化するケースも少なくありません。 また痰がからむ感覚は、後鼻漏の症状を増強させるケースもあります。 ですから、これ以上つわりを悪化させないためにも、漢方薬だけでなく鍼灸も併用させ、少しでも早くつわり症状と関連症状を軽減させる必要があるのです。

  • 内関(ないかん)お役立ちのツボ①

    内関(ないかん)お役立ちのツボ①

    トータル・ママサポート鍼灸師の足立です。 今日は「お役立ちのツボ」として内関(ないかん)を紹介します。 内関の探しかた 手首中央から肘に向かって指を横にして2~3本分の位置だと言われています。 2~3本分でアバウトな表現ですね。 つまり「この周辺・このエリアで反応が一番強い場所、そこが内関というツボのありかだ!」ということです。 では強い反応を見つけるには…というと「ツボを押して痛む場所」それが内関の探し方です。 (指で押して痛むことを圧痛といい、圧痛が強く出る場所を圧痛点といいます) 特に内関の圧痛は深い場所にあります。優しく そして 深く押してみてください。 ただし圧痛を探す場合はいきなりグイっと強く押すのは禁止です。ツボによっては鋭い痛みが出るケースがあります。 内関の効き目  神経の緊張を緩める  咽喉・胸・上腹部の詰まりを緩める 内関の代表的な効能には以上のような作用があります。 ですので、実際の治療では、緊張・ストレス・睡眠障害・不眠…などにも使われますし 妊婦さんには妊娠悪阻(つわり)の症状、ムカムカ、吐き気、嘔吐、ノドの詰まり感…にも使われます。 また小児科でもチックなどの治療にも当院の小児はりでは内関を使うときがあります。 内関への刺激 先ほども書きましたように、内関への刺激は注意が必要です。 内関のツボに強いコリがある場合は、圧痛が強くなる傾向があります。いきなりグイっと強く押してはいけません。かといって、弱い刺激だけではツボ刺激になりません。 ①押し始めは優しく…徐々に深く押していって固いコリや圧痛点を探してください。 ②圧痛点を見つけたら、「イテ、イテテ…」と、やや圧痛を持続させ、手首から肘に向かって押します。 ③ツボ刺激は2,3度で十分です。あまり長いこと押しすぎても刺激オーバーになります。 ※特に男性が女性に対して押す場合は、最初はやさしく、次第に深く押す…です。 自分でツボ刺激する場合は、写真のように片方の親指で押すと、深い部分まで押しやすいです。