Tag: 逆子のお灸
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至陰(しいん)お役立ちのツボ③
トータル・ママサポート鍼灸院の院長 足立です。 「お役立ちのツボ」第3回は至陰(しいん)というツボを紹介します。 至陰(しいん)は三陰交と同じく逆子のお灸に用いられるツボとして有名です。 至陰の見つけかた 至陰は足の小指の尖端にあります。 至陰は「小指の爪の付け根の外側をとれ」と言われ、足首から膝に向かって指を横にして3~4本分の位置だと言われています。 至陰の効き目 至陰の代表的な効能を以下に紹介します。 逆子の治療に使われます 頭痛や鼻詰まり、目の疾患にも用いられることがあります 至陰といえば、逆子の治療に用いられることがよく知られています。 専門的には、至陰は足太陽膀胱経に属するツボであり、この膀胱経は腰部臀部を通ります。 また、膀胱は子宮とお隣さんなので「膀胱を介して子宮を温めるのだ」と師匠から教えていただいたことがあります。 いずれにせよ、冷えの影響を強く受けている人には至陰のお灸が適しています。 至陰への刺激法 指先に位置する至陰には鍼治療をすることは少ないといえます。 ですの至陰への刺激はお灸がほとんどです。 三陰交の記事と同じく温灸と呼ばれるタイプのお灸がおススメ。 小指の尖端にあるため、温灸を貼り付けにくい…と思うかもしれませんが、写真のように至陰への温灸は可能です。 また足の小指は冷えが強く、お灸の熱を感じにくいことが多いです。 全く熱さを感じない場合は、2度3度とお灸を繰り返すことをお勧めします。 温灸はお近くの鍼灸院でお買い求めください。 また、その際は鍼灸師による診断を受けた上で、お灸ケアを行うことを推奨します。
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三陰交(さんいんこう)お役立ちのツボ②
トータル・ママサポート鍼灸院の院長 足立です。 「お役立ちのツボ」第2回は三陰交(さんいんこう)というツボを紹介します。 三陰交は逆子のお灸に用いられるツボでも有名です。 また古来より「婦人の三里」とも呼ばれ、婦人科疾患の治療に広く使われ、実績と信頼を得ているツボでもあるのです。 三陰交の見つけかた 三陰交は脛(すね)の内側にあります。 足首から膝に向かって指を横にして3~4本分の位置だと言われています。 指3~4本分ってアバウトな表現ですが 「この周辺で反応が一番強い場所、そこがツボのありかだ!」ということです。 ツボの反応は「周囲に比べて凹んでいるところ」や「指で押して痛みや気持ちよさを感じるところ」です。 (指で押して痛むことを圧痛といい、圧痛が強く出る場所を圧痛点といいます。痛気持ち(イタきもち)いいと感じるのも反応点だといえます) ただし妊娠中は三陰交をグイっと強く押すのは禁止です。 三陰交の効き目 三陰交の代表的な効能を以下に紹介します。 血液の流れや血液の質を改善します 身体の内側の緊張や痛みを緩めます 血液の質や循環を改善する点は、女性の体質に深く関わります。 冒頭に紹介した「婦人の三里」と呼ばれる所以(ゆえん)ですね。 ※三里とは足三里のこと、主に体の元気を補充する効能があります そのため、不妊治療、妊娠中のマイナートラブル、産後ケア、更年期障害など閉経前後の体調不良など、婦人科疾患の治療全般に多用されるツボです。 三陰交への刺激法 三陰交への刺激はお灸がおススメです。 特に温灸と呼ばれるタイプのお灸は、安全かつソフトな温熱刺激が可能ですのでご自宅でのお灸ケアに最適です。 温灸はお近くの鍼灸院でお買い求めください。 また、その際は鍼灸師による診断を受けた上で、お灸ケアを行うことを推奨します。
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V字になっている胎児の逆子ケア診療録
V字になっている逆子の赤ちゃん 問診で得られた情報は以下の通りです。 現在30週、逆子の診断を受けた。 妊婦検診では逆子体操を勧められるも、いまだ効果なし。 胎児はVの字になっている状態とのことであるが、 骨盤に(胎児の)お尻が落ち込んでいるということは言われていない。 お腹の張りや痛みはなし。 臍帯が首に巻きつくこともない。 羊水は少なくなし。胎動もしっかりある。 現在のところ働いており、産休は二週間後に控えている。 職場では足元にヒーターを置き、足首にはカイロをまめに貼っている。 ただ、夏場は素足で冷房で足元を冷やしていたとのこと。 鍼灸師の診立て お腹の張り痛みが無いというのは、ひとつ良い情報ですね。 張り痛みがあると、逆子治療に入る前に腹部の緊張を緩めるケアが必要です。 この方の場合、ひとつ治療工程が減りますので逆子治療に専念できるのです。 他にも良い情報といえば、足元をしっかりと温めているということ。 これも助かりますね。 逆子治療に使うツボは足首から下に多いです。 足元を全体的に温めているということは逆子のツボを温めることに近いのです。 但し、注意を要する情報が2点。 “夏の足の冷え”と“在職中”ということ。 夏場といえば半年前のことですが、意外と冷えというのは隠れて潜伏しているものです。隠れ冷えという状態です。 そして仕事中ということは日々の緊張と疲労が強いことを意味します。 この2点は逆子を治すには不利な条件といえるのです。 しかし、2週間後には産休に入るので、2週間後に逆子を治すチャンスが来るということでもあります。 あと、ひとつ注意するべきことは胎児の姿勢です。 骨盤にお尻がはまり込んでいないとはいえ、胎児がV字になっているとのことなので、 いつ骨盤にはまってもおかしくない状態とも言えます。 私の経験上、骨盤にお尻が入りこんでしまうと治りにくいと思いますので 骨盤にはまる前に逆子を治すよう急がないといけません。 脈診:妊婦さんの脈である滑脈が旺盛。体力は充実している証拠です。 他に腰、骨盤周りに緊張を帯びていることが脈にも出ています。 腹診:赤ちゃんの頭は右上にあり、ちょうど左側腹部に足で蹴っているのだろう胎動が感じられました。 腹部の緊張はそれほど強くなく、良い状態といえますね。 治療はまずお腹に温灸を行いました。 写真は妊婦さんのお腹にお灸をしているところ(本人さんではありません) お腹の温灸は関元(かんげん)というツボを中心とした5カ所のツボ。 このお灸は母体の元気を補い、お産の準備を調えることが目的です。 お産を準備を調えることは安産のための治療だと言えます。安産は逆子の正反対の状態です。つまり安産のためのお灸をするということは逆子を治療するということでもあるのです。 ご自宅でのお灸のツボに目印をつけ、毎日コツコツと逆子灸を続けるようアドバイスして初診の逆子ケアは終了としました。 お灸の刺激で胎児がよく動く 2診目は土日を挟んでの逆子ケアです。 ご自宅でお灸は毎日していただいているとのこと。 「お灸して横になると赤ちゃんがよく動いてくれる」 「今まで以上に活発に動いてくれるので期待できます」 と嬉しいお言葉をいただきました。これはご期待に応えないといけません。 2診目も引き続き、お腹と足のツボに逆子治しのお灸です。 産休前が一番ハード 3診、4診と逆子ケアを終えても、検診で『逆子が治っていない…』という状況が続きました。 というのも、この頃はお仕事が産休に入る前の引継ぎ期間で、心身ともに疲労と緊張のピークでした。 ですので、この時期は逆子ケアの効果が表れにくいタイミングでもあります。 しかし、このハードな時期にこそ逆子ケアでしっかりと疲労と緊張を解除しておくことが大事なタイミングでもあるのです。 産休に入って結果が出る ハードな時期を乗り越えて産休に入った5診目が終わり……