Category: 日々のできごと

  • 5月の連休は岡山に行ってきました!

    5月の連休は岡山に行ってきました!

    院長の足立です。 5月の連休を利用して、岡山~倉敷に旅行してきました。旅行の目的は、観光半分・お見舞いと治療半分です。岡山には私の大先輩が脳梗塞により療養生活を過ごされています。 以前(2023年7月)にもお見舞い・鍼治療に行ったことがあるので、今回は2回目。 正直いうと『もしかすると、ずい分と日にちが経っているので、悪くなっているのかも。。。』と、不安な気持ちでお見舞いに行ったのです。 しかし、実際に脈を診て、頸(くび)や背中をみると、、、 『おやっ!?前回みたときよりもずいぶんと柔らかい筋肉』 『あれだけ硬かった筋肉が緩んでいるし』 『左右差も大幅に改善している…』 との変化に気づきました。 写真:脳梗塞の麻痺側の足の血色もずいぶんと良い。 また、実際に鍼をするとビフォーアフターも顕著です。 脳梗塞による麻痺側の手の動きも、実に柔らかくグッパー・グッパーができます。 また目の輝き・表情の豊かさも明らかに増しています。 このような変化は、先輩のお母様も同席されているので、声に出して驚いてくれていました。 このような治療の変化がキレイに起こるのも、理由があったのです。 お母様から聞くところによると、岡山に住むH先生(私にとっては後輩にあたる鍼灸師の先生)が、 そして、広島に住むK先生(私にとっては先輩にあたる鍼灸師の先生)が、それぞれ週に1回、月に1回と訪問治療に来てくださっているとのこと。 この毎月・毎週の不断の努力のおかげで、鍼治療のビフォーアフターに劇的な変化が確認できるようになっていると思われます。もちろん他の先生もお見舞いに来ては、それぞれ得意な治療を施術していかれるそうです。 岡山のH先生は、そんなお見舞い&治療に来られる先生たちのために、共通のカルテを用意してくれています。そんなH先生の配慮にも心から感謝するとともに、鍼灸師同士の助け合いに嬉しくなった次第です。 写真:田園風景の中にある総社市の国分寺五重塔 他にも滋賀県から、遠くは北海道からもお見舞いに駆けつけてくれる人たちがいる…、そんな先輩の人徳を改めて思った岡山行でした。 院長 足立繁久

  • 初めての親離れ…

    初めての親離れ…

    昨日は和歌山県の白浜に行ってきました。 白浜といえば南紀白浜アドベンチャーワールド!が思い浮かべます。でも昨日の白浜行きの目的は観光ではなくて、お引越し。 実は、長男の勤務先が白浜になったので、社員寮にお引越しなのでした。 (社員寮には生活できる環境が完備されていて本当に助かりました!) それにしても、22年間ずっと実家住まいだった長男。 ご飯も炊いた事なくて、お米をとぐのもぎこちないようすでした。 色々と細かなことまで心配になります。一人暮らし用の家具を運び入れ、部屋を掃除して、冷蔵庫・冷凍庫の中の食料をそろえて…ひと通りの引っ越し作業を終えて、大阪に戻ろうとしたとき。後ろを振り返ると、長男がひとり立ってこちらを見送ってくれているのですが、その姿をみて思わず泣いてしまいました。 写真:私を見送る長男、このとき私には“捨てられた子犬”のようにみえた 初めての子どもで、うまくいかない育児、マネしてほしくないところばかり似てくる長男に何度も衝突したものですが、唐突に親離れの瞬間に遭遇すると、やっぱり寂しいのひと言です。 ちなみに、私たちが自宅に着いた時に、長男から「ごはん炊けた」とひと言LINEが! 今でもたま~~~に連絡がありますが、この前は卵スープと麻婆豆腐を作ったそうです。でも仕事が忙しくなると、自炊もできなくなるんだろうな…と、やっぱり色々と心配は尽きませんね。 普段の診療でも、来院される皆さんにこんな私の寂しい想いを聴いてもらっています。 受付担当 足立百江

  • 森野旧薬園を見学

    森野旧薬園を見学

    足立鍼灸治療院の奈良研修旅行のレポートも第三弾です。(これで終わります) 森野旧薬園に訪問 大宇陀にある森野旧薬園、ここも以前から訪問・見学したかったスポットです。 この薬草園は「日本唯一の私営薬園」。『森野吉野葛本舗』さんのお店の裏山が薬草園になります。 妻(当院受付)の疲労もピークのため、かなり早足で見学させていただきましたが、それでも多数の薬草管理・栽培している様子が垣間見ることができました。 森野旧薬園に入園! 写真:森野旧薬園に至る門(蓬門 今始めて君のために開く)と書かれているらしい 門をくぐるなり、左側の大きな鉢にオケラの花が咲いていました。オケラは生薬名を朮(じゅつ)を言いまして消化器系の機能を助ける働きを有しています。当院の花壇にもオケラを植えていますが、薬園のオケラの方がなんだか立派に感じます。 写真:オケラ・朮の花 樹齢300年のサンシュユ 山を登ると中腹には大きなサンシュユの樹が。なんと!1729年に八代将軍、徳川吉宗(暴れん坊将軍のシンさんですね)からいただいたというサンシュユ(山茱萸)の樹だとか、樹齢約300年ともいえる老木です。 写真:サンシュユ(山茱萸)の樹 階段を上り切ると高台があり、そこは薬草を栽培する畑になっていました。 オウレン三姉妹 その畑のひと畝(うね)にはトウキ(当帰)が植えられていました(下写真の左)。青々とした力のある葉が印象的でした。奈良県は大和当帰(ヤマトトウキ)の産地で有名なところです。 そしてトウキ(当帰)は婦人科系の薬によく用いられています。当帰芍薬散や加味逍遥散にも、そして前記事に紹介した中将湯にも用いられています。    写真:トウキの畑(左)と、セリバオウレンの畑(右) さらに他の畝にはセリバオウレンが植えられていました(上写真の右)。オウレンといえば、NHKの朝ドラ『らんまん』にてバイカオウレンが登場していましたね。どちらもオウレンの仲間で、セリバオウレンはその葉がセリの葉(芹葉)に似ているため、セリバオウレン(芹葉黄連)の名がつけられています。 畑の向かい側には鉢植えされたオウレン三種が。三兄弟というよりも可憐な花をつけるのでやはりここは三姉妹と呼ぶべきでしょう。 キクバオウレン、セリバオウレン、コセリバオウレンの三姉妹です。 写真:オウレン三姉妹 イカリソウ・クサノオウ・クコなど 他にも薬草畑に栽培されていたの以下の植物。イカリソウは生薬名を淫羊藿(いんようかく)といい、この草を食べた羊がとっても元気になったことから、その薬効に注目され、強精薬として用いられるとか。山野草としても人気があり、乱獲が危ぶまれる種です。    写真:イカリソウ(淫羊藿)・クサノオウ(白屈菜) クコの実は生薬名を枸杞子(くこし)といいます。中華料理食材にも用いられます(例、杏仁豆腐の上に乗るヤツ)。また薬用としては枸杞の根っこ(地骨皮)も用いられます。 当院の花壇にも植えていますが、毎年虫害にやられて葉っぱがほとんど食べられてしまうのです…しかし、それでも枯れないという生命力の強い植物です。当院近くの土手にも自生しているクコを時折り見かけます。 写真:クコの実(枸杞子) ヒキオコシ(延命草)・リンドウ ヒキオコシは延命草ともいい、かの弘法大師さまが病に倒れた旅人に延命草の汁を与えたところ、たちどころに回復した!という逸話があり、そこから「ヒキオコシ(引き起こし)」「延命草」というありがたい名前になっているのだとか。陀羅尼助丸にも会社によってはヒキオコシを使用されていることがあります。(ちょこっとだけ陀羅尼助丸に触れている当院記事はコチラ)   写真:ヒキオコシ(延命草)とリンドウ(竜胆)の花 実際にもまだまだ記事にて紹介できていない薬草もたくさんあるのですが… そろそろ限界かっ!? 写真:テンダイウヤクと薬草には目もくれない妻 どうやら妻(当院受付)のモチベもそろそろ限界のようです。 無理もありません。 曽爾高原を登り、「薬の館」にも付き合ってもらい、さらに小山を登って薬草園見学にもついて来てくれたことに感謝せねばなりません。この感謝の気持ちを伝える手段は、ただひとつ。“迅速な撤退”に尽きます。 ああ、それでもまだまだ見たい薬草、まだ足を運んでいない薬園エリアもあるのですが…。 できるだけ明るく「また来ようね」と伝えたところ、、、 「次はあんた一人で行ってね♪」とつれない返事が返ってきましたとさ。    写真:黙々と山道の階段を下りる妻… トリカブトの花が咲いてるよ~ 帰り路に山の斜面にてトリカブトの花を見つけました! 妻の気を引こうと 「トリカブト咲いてるよ!サスペンスとかに(服毒殺人に)使われてたヤツだよ~~」と、先行く妻に伝えたのですが… 私の声は空しく林の中に消えていったのでした…(笑) 写真:ひっそりと咲くトリカブトの花 トリカブトの生薬名は附子(ぶし)。毒を弱めて薬用に用いられます。体を急速に温めたり、痛みを鎮めたりする効能があります。 実際にはかなり早足で園内を見学したため、正直言うともう少し詳しく見たかったですね。とくに薬草栽培の様子などを勉強したいものです。というのも当院・玄関前の花壇でも薬草を植えております。 例えば、当院でもオケラ・イカリソウ・クサノオウ・クコは植えているのですが、やはり森野旧薬園さんの薬草の方が立派!!(当たり前ですが) その栽培環境、土とか日照条件とか…だけでも見ておきたかったな~と記事を書きながら反省中であります。…

  • 宇陀市歴史文化館 薬の館に見学

    宇陀市歴史文化館 薬の館に見学

    院長の足立です。奈良県レポートの第2段です。 曽爾高原を後にした我々は「薬の町」ともいわれる宇陀町に向かいました。目的地は2か所。「薬の館」と「森野旧薬園」です。もはや夫婦のお出かけドライブではなく、足立鍼灸治療院の研修旅行です。 宇陀市歴史文化館 薬の館 まず最初に発見できたのは「大宇陀町 歴史文化館 薬の館」の看板(下写真)でした。 写真:この立派な看板は当時の細川家の繁栄ぶりを示しています この立派な看板は、当時の薬問屋・細川家の繁栄ぶりを象徴するものです。造りは「銅板葺唐破風附看板(どうばんぶきからはふつきかんばん)」と呼ばれ、銅板葺きの屋根、唐破風のデザイン、そして屋祢下の細工をみれば、寺社と同等の技術を用いて作り上げた看板であることが分かります。 また看板には人參五臓圓と天壽丸の薬品名がドーン!また天壽丸の上にある白丸マークは元々“菊の御紋”であったと言われています。 明治に入り維新を迎え、菊の御紋を看板に掲げるのは適切でないとして、白く塗りつぶされた…とのことです。 さっそく入館料310円(JAF会員証を提示すると200円)を支払い入館。まず最初に10〜15分ほど館員の方の説明を聴き、館内を見学させていただきました。 この「薬の館」はなんと!「自由に撮影して良し」とのこと。 人参五臓圓には菊の御紋が! ここは薬に関する資料が多く、とくに看板が多かったですね。まず入口ホールから座敷に上がると目の前に「御免 人参五臓圓」の看板が! この看板には“菊の御紋”が残されています。“菊の御紋”を使用する許可をいただいたとする「御免」の二文字が刻まれています。 写真:人參五臓圓の看板 その隣には定番の薬棚もあります。やっぱり薬種問屋といえばこの薬棚ですね~。   写真:薬品棚 首より上の薬…とは!? そして店先の棚にも刻まれる文字がコレ↓「腦病必治劑 首より上の藥」 写真:番頭さんが使っていたのかのような棚 「脳の病を必ず治する薬剤 首より上の薬」とのフレーズや薬名から、頭や脳の病を治すかと思われますが、そうではありません。このお薬が効くのは……詳しくは館員のおじさんの説明をお聞きください。 ちなみに近くの薬店「平五藥局」さんにてこの「首より上の薬」購入しました。 写真:首より上の薬(黄色い箱) 5種の生薬〔センナ・ダイオウ・ケンゴシ・シャクヤク・センキュウ(生薬名:番瀉葉・大黄・牽牛子・芍薬・川芎)〕を配合。この生薬構成をみれば『あぁー、○○な効果ね』と、分かる人には分かると思います。もし、興味がある方は当院でも説明させていただきますよ。 他にもお薬の看板がこんなにズラリ! 中将湯に六神丸の看板 婦人科のお薬で有名な「中将湯」の看板もありました。中将湯は今でもツムラさんから販売されています。 写真:中将湯と六神丸の看板 横に並ぶ「六神丸」は心臓の薬として用いられ、動悸・息切れ・気付けなどに使われます。この六神丸を改良したお薬が救心(きゅうしん)です。救心は「きゅ~~しん♪きゅ~しん♪♪」のCMソングで広く知られているお薬ですね。 右端に亀田利三郎と書かれていることから「赤井筒薬 亀田六神丸」の看板でしょう。 クロサイの角(犀角) 写真:ガラスケースの中にあるのはなんとクロサイの角 クロサイの角は「犀角(さいかく)」と呼ばれる動物生薬です。もちろん現在はサイの角はワシントン条約により取引・流通を禁じられており入手できません。それでも密漁が後を絶たないのが現状なのですが…。 このケースの犀角は往時に宇陀の細川家に渡ってきたものなのでしょう。貴重な生薬です。 巨大な鍾馗(しょうき)像! 写真:天井に頭が届くほどの大鍾馗像 入ってすぐの座敷にも鍾馗(鐘馗・しょうき)さんがおられましたが、蔵に保存されている鍾馗像はこんなビッグサイズ!等身大を超えています。そして「藤澤樟脳」の商品名が胸にドーン! 藤沢製薬の看板商品のひとつが「樟脳 」。タンスの防虫剤で知られています。 ちなみに藤沢製薬と山之内製薬が合併して現在のアステラス製薬になっています。 六神丸のマメ知識 一般向けというよりも私のための備忘録としてMEMOしておきます。 マメ知識 この亀田利三郎という方は、当時中国からの輸入に頼っていた六神丸を国産化した人物。当時の中国産六神丸には「麝香・牛黄・蟾酥・辰砂・鶏冠石」が用いられていました。辰砂は硫化水銀、鷄冠石は砒素の硫化鉱物。どちらも鉱物生薬ではありますが、明治の薬制改革により鷄冠石を使用することができなくなり、亀田利三郎さんは日本版の六神丸を考案したとのこと。 当時の詳しいレシピは残されていませんが「麝香・牛黄・熊胆・蟾酥・辰砂・竜脳・真珠・結合剤」、そして後に辰砂も使用不可となり、現在の六神丸の構成は「麝香・牛黄・熊胆・蟾酥・人参・竜脳・真珠・結合剤」に落ち着いたとのことです。 また名称の六神は四方を司る神(青龍・白虎・朱雀・玄武)に加えて騰蛇と勾陳(中央にして天地)の六つの神の名を冠した薬名とのことです。 (参考サイト『日本家庭薬協会』さんより ちなみに会社によって六神丸の生薬構成は異なります。「虔脩ホリ六神丸」に使用される生薬は〔蟾酥・牛黄・鹿茸末・人参・真珠・竜脳・同動物胆(豚胆)・添加物〕とのこと。 そしてあの「救心」に用いられる生薬は〔蟾酥・牛黄・鹿茸末・人参・羚羊角末・真珠・沈香・竜脳・動物胆(豚胆)・添加物〕です。 (『救心製薬株式会社』さんサイトより) 中将湯のマメ知識…

  • 曽爾高原のススキ情報と足腰の健康情報

    曽爾高原のススキ情報と足腰の健康情報

    院長の足立です。 先日、文化の日(11/3)は休診をいただき、奈良県は曽爾村&宇陀市に足を延ばしました。曽爾高原を実際に歩いてみると、足腰の健康にとても良いコースがあると感じました。曽爾高原レポート(前半)とハイキングは足腰の健康に良い!というレポート(後半)を記事しました。 曽爾高原では見事なススキの原 妻(受付)のリクエスト「ススキを見に行きたい!」とのことで、まずは曽爾(そに)高原へ。 天気にも恵まれ、ススキもちょうど見頃を迎えていました。 写真:曽爾高原のススキの原 高原には見晴らしのよい高原の尖端(亀山峠?)まで登れる道があります。 途中ゴロゴロ岩の山道になっていましたが、足腰を動かすにはちょうど良いコース。学会準備や原稿執筆などが続いた運動不足の体には良い刺激となりました。 曽爾高原から亀山峠までの登山レポート   写真:登り道にはこのようなゴロゴロ岩道が何か所かある。(その他は整備された登山道です)   写真:途中にある展望広場にて(左写真)、頂上付近にて曽爾高原をふり返る(右写真) 写真:亀山峠付近の案内板、まだ先に倶留尊山(くるそやま)に至るハイキングコースがある。 我々夫婦は写真上の案内板の地点でUターン。奥様の機嫌が良いうちに撤退することが吉なのです。 写真:指で示している地点まで登りました。疲労と達成感に満ちた表情 患者さんに山道をおススメしています 当院に治療に来られる患者さんによくおススメしているのが「山道を登ってみること」です。 登山に慣れてない人は大抵の場合、困った顔をされるのですが…(苦笑) なにも、標高1000~2000mクラスの高い山に登ることを言っているのではありません(ココ大事)。 ハイキング程度で良いのです。 ちょうど良い高さまで車でやって来て、駐車場から歩いて、登山道だけちょこっと上り下りしたら十分。 途中、良い景色をみて、美味しい空気を吸って、地元の美味しいもの食べて、お土産など買って帰る…、と、そんな休日の過ごし方を推奨しています。 この曽爾高原なんてまさにうってつけのスポットです。 山道を歩くことが健康に良い理由 山道を登るには、膝を挙げて、“足をふんばる”という動作が必要になります。 その運動を行うには、結果的に股関節を大きく屈曲することになります。 そして下山時には、足首や膝関節を使って、衝撃を吸収する動作を自然と行います。このときはできるだけ足音を立てないような歩き方を意識することがコツです。ネコの歩き方などをイメージするのも良いでしょう。 住宅地や市街地で生活している日常では、このように股関節を深く曲げて、膝や足首を柔軟に使う動作というのはまず行いません。(よほどの肉体労働を行わないかぎり)そもそも日常の生活では、膝を高く上げる動作すらあまり行わないのです。そのような生活習慣によって、足腰の筋力や柔軟性は低下し、関節痛の元となるのです。 また登山時、下山時の動作によって結果的に重心が下に行き、丹田に氣が満ちることにもつながります。このような身体の操作はジムに通ってもあまりできないことかと思います。 但し、ハイキングに行くにも注意が必要です。 注意点もあります すでに足首・膝関節・腰を痛めている人は、山道を歩くことで足腰に負担がかかります。 お近くの鍼灸院で適切な治療を受けて、症状を治してからハイキングに行きましょう! また登山ではなく、簡単なハイキング程度で良いというのにも理由があります。 登山下山時の運動も、疲労がたまると正しい体の使い方ができなくなり、関節を痛める原因となります。なのでヘビーな登山ではなく、ライトなハイキングが良いのです。 以上、簡単にハイキングで山道を歩くことの健康メリットを紹介しました。 また機会があれば、ゴロゴロ岩道やデコボコ道を歩く効能についても紹介したいと思います。 おまけレポート・ランチは清流で松茸ごはん 先ほど「いい景色をみて、美味しい空気を吸って、地元の美味しいもの食べて…」と書きましたが、そこんとこもレポートしておきます。   写真:奈良県のとある清流。沈下橋ともいえる橋をお借りしてランチ(もちろんゴミは残さず、地元の方に迷惑をかけないことに留意して…)   写真:地元のスーパー(ストア27さん)にて購入(680円なり) キレイな景色、キレイな渓流、そして秋の味覚マツタケごはんをいただきながら、しっかりエネルギー補給ができました。 続編に続きます。 曽爾高原のススキ情報と足腰の健康情報 ≫ 宇陀市歴史文化館 薬の館に見学 ≫ 森野旧薬園を見学

  • 高野山に行ってきました!

    高野山に行ってきました!

    院長の足立です。先日(10/9)は私の誕生日ということで妻(当院受付係)と二人でドライブに出かけました。 『今日はできるだけ私の趣味に走らない!』と約束して(私の誕生日なのに…なぜだろう?)、高野山を普通に楽しむというぶらり旅を企画しました。 本当に高野山を散歩するだけの… とはいえ、そもそも妻はあまり寺社仏閣に興味のないお人。壇上伽藍や金剛峯寺、根本大塔、苅萱堂、奥之院など、有名な寺院に立ち寄らず…。 食堂によってカレーを食べて、薬局に立ち寄り艾(もぐさ)とお薬(陀羅尼助丸)を購入し、奥の院を向かう道を散歩して帰った…という高野山逍遥の旅でした。ちなみに奥の院までたどり着かず、中の橋あたりで引き返しております(苦笑) 妻とは長い付き合いですので、このパターンも十分想定内なのです。 しかし、私も冒頭で誓った『私の趣味に走らない!』ですが、ちゃっかり一つ二つ誓いを破っております。 一つは奥の院に至る道の墓所にて… 江戸時代の名鍼灸師のお墓参り 高野山には名だたる人物のお墓があります。例えば戦国武将たちのお墓があるのは有名ですね。 武田信玄・勝頼、織田信長、豊臣家、明智光秀、石田三成などなど…もちろん武将・大名だけでなく、鍼灸界の大物のお墓もあるのです。それが杉山和一先生(1610-1694年)です。 杉山和一は管鍼法の考案者です。 管鍼法(かんしんほう)とは、鍼管(しんかん)という筒に鍼を入れて、トントンと指先で軽く叩いて鍼を刺入する鍼治療法のことです。下のイラストをみると分かりやすいですね。    イラスト:鍼と鍼管、トントンと指先で鍼を刺入するようす 現在は日本の鍼灸学校の多くが、この管鍼法を教育・指導しています。 また杉山和一は五代将軍・徳川綱吉に仕え、その功績から江戸の土地(本所一つ目)を拝領し、そこに弁財天を祀ります(現在の江島杉山神社です)。 そして「杉山流鍼治導引稽古所」を開設します。あまり知られていないですが、世界初の盲人のための教育機関となります。実に世界に誇るべき事業といえるでしょうね。 そんな杉山和一先生の墓所(於 高野山)がコチラ 写真:高野山にある杉山和一の墓所(左) 五輪塔の地大にあたる方形部には「奉造立為 贈正五位 杉山総検校 報恩謝徳 斯道興隆」と刻まれています。 正五位の位を贈られるとは凄いことだと思いませんか。 そして隣(写真右)には鍼医 吉田弘道先生のお墓。 しっかりと手を合わせてきました。 薬局で手に入れたものは陀羅尼助丸 さて高野山の薬局にて艾(もぐさ)と和漢薬を購入しました。それがコレ(下写真) 艾(もぐさ)とは、お灸に用いられるフワフワしたもの。これはヨモギの葉の裏の毛を集めたものです。今時、艾(もぐさ)だけを販売している店舗って珍しいですよね。 写真:高野山で購入した陀羅尼助丸と艾(もぐさ) 陀羅尼助丸は古くから民間で利用されてきた和漢薬。とくに奈良県吉野周辺で生産され、修験道の役小角(えんのおづぬ)が伝えたという伝説をもつお薬です。 私は漢方薬にも興味があり勉強してしますが、和漢薬や民間薬にも興味があるのです。和漢薬や民間薬については記事末に説明しています。 さて陀羅尼助丸、実は製造会社または地域によって、使用される構成生薬が異なるのです。これは決して品質の問題を指摘しているのではありません。 地域によって、伝承によって使われる生薬が違っていたというのは、その歴史的背景に思いを馳せることができ、とても魅力を感じます。 また陀羅尼助丸は「胃腸のお薬・お腹のお薬」として広く用いられていますが、その主役として用いられる生薬がキハダ(黄柏・黄檗)です。このキハダは奈良吉野山系によく自生している樹木だそうです。そして黄柏の効能は胃に効くというものではないのですね。ともに用いられるゲンノショウコは確かにお腹の痛み・不調に用いられる民間薬です。 このように陀羅尼助丸にはいろいろと謎と魅力に満ちている和漢薬なのです。 陀羅尼助丸コレクション ちなみにこれまでお出かけのたびに各地の薬局・薬店で購入してきた陀羅尼助丸です。 写真:足立鍼灸治療院にある陀羅尼助丸の各種、お出かけにたびに入手するという楽しみ 写真右の2つ(白い箱と黄色い箱のもの)はともに高野山で入手したもの。でも使用されている生薬は異なる、その理由を考察することにロマンを感じますね~。   写真:裏パッケージには使用生薬が正確に記載されている 今回の高野山散策で入手した陀羅尼助丸は甲賀系のもの(滋賀県産)です。このタイプは黄柏(オウバク)・苦木(ニガキ)・ヒキオコシ(延命草)が用いられています。 ヒキオコシ(延命草)を使用しているというのも、高野山らしいところですが、甲賀系なんですよね~(笑)なんて楽しみながら、服用もしないのに買い求めています(苦笑)。 漢方薬と和漢薬の違い 漢方薬とは、中国で生まれたお薬のこと。中国では古来(漢の時代、だいたい3世紀)から、お薬の処方がほぼ完成され伝えられています。葛根湯や麻黄湯、小柴胡湯などはすでに3世紀の頃(漢代)に考案されていたってスゴイことですよね。漢代の頃に作られたお薬だから漢方薬(漢方)と呼ばれています。もちろん、漢代以降も新たな医学が発展しています。 和漢薬とは、日本で作られ用いられてきたお薬です。日本は古墳時代(3~7世紀の頃)から中国から医学を輸入し学ぼうとした動きがありました。学校で習った遣隋使などもその一環です。中国大陸から伝来した漢方に対して、古来より日本に生まれ伝えられてきた医学があります。これを和漢薬(和方)と読んでいます。平安時代(808年)に『大同類聚方』という、日本各地に残っていたレシピ(処方箋)を記録した医学書が作られました。しかし現存している『大同類聚方』は偽書だと言われています。 民間薬とは、民間にて使われていた経験的な処方。家伝の処方などもこれに入るかもしれません。日本各地で土地それぞれに使われ伝承されていた薬草があります。経験的な処方によるため、診察診断して用いることが少ないように感じます。 一般的にもよく知られる行われる鍼治療の  

  • この夏、子どもたちに渡したプレゼント

    この夏、子どもたちに渡したプレゼント

    インチョーこと足立繁久です。 この夏は小児はりに通う子どもたちに一風変わったプレゼントを渡しました。 一つを除いて、他の鍼灸院やお店などではまず取り扱っていない物を手渡しました。もうこれは完全にインチョーの好みです。 そのプレゼントのうち、公表できる範囲で本記事で紹介しましょう。まずはポピュラーなものから・・・ カブトムシ これはプレゼントとしてはさほど珍しいものではありません。 が、去年から(そのルーツをたどると4年前から)手塩にかけて育てているカブトムシです。 写真:今年のカブトムシはなかなか良型揃いでした ですが、近ごろのお子さんの中にはカブトムシを喜ばない子もチラホラ…。 時代の流れを感じます(トホホ) でも、写真のように純粋に喜んでくれるお子さんもいてくれました! 子どもたちの笑顔には、本当に癒され元気をもらえますね。 写真:初めてカブトムシに触れる女の子(写真掲載許可済) 写真:カブトムシに触れる男の子(写真掲載許可済) 写真:プレゼントしたカブトムシの絵を描いてきてくれました!うれしい!!(写真掲載許可済)   ミジンコ(微生物) ミジンコをお子さんにプレゼントする鍼灸院は他にはないでしょう。 鍼灸院どころか、どのお店でも、こんな荒業(?)をするところはないと思います(笑) もちろん受け取ってくれたお子さんは一人だけ。 【注意】小児はりに来院するお子さん全てにミジンコを勧めているわけではありません。 発端は、治療院前のミニ田んぼの話題から…。 稲の苗がスクスクと育ち始めたころのこと。 小児はりしながら何の気なしに 「今、ミニ田んぼにたくさんの生き物がいるんよ~」 「カブトエビと、ホウネンエビと、ミジンコと…」と言ったところ… 男の子(小1)が食いついてくれました 「ミジンコってどんな形してるん?」 「ボク、見たことない!」 と、こんな会話。 じゃあ、ということで手持ちのペットボトルに田の水を入れて、実際に見てもらいました。 でも小っちゃいので、家に帰って虫メガネとかで見てね~と、話は終わったのですが この時に、カブトエビ・ホウネンエビ・ミジンコの絵をザ~ッと描いたのがこの写真… 写真:インチョー画、田んぼに住む小さな生き物(上からマルミジンコ・ケンミジンコ・カブトエビ・ホウネンエビ…のつもり) これを機に生き物が好きになったり、理科(生物学)に興味を持ってくれるといいな… サヌカイト(讃岐石) サヌカイトを子どもにプレゼントする鍼灸院なんて、日本中でもかなりレアではないでしょうか(笑) サヌカイトとは…石器に使われていた石です。 石器に使われる石といえば、黒曜石がよく知られていますが、畿内では二上山を中心にサヌカイトが採られていました。 私の少年時代では、河内長野の自宅周辺でも1~2個見つけた経験があるですが…(大学時代に家を離れている内に紛失しました) 最近になって近くの小山でサヌカイトがいくつも拾える場所を見つけて1,2個拾ったのを、小児はりに来ているお子さんが見つけて(子どもさんって、観察力がすごいですね。) 「先生、この石なに?」となり、プレゼントに至ったわけです。 写真:石器に使われたというサヌカイト。石器に使われていただけにエッジが鋭いのでご注意ください その子いわく「夏休みの自由研究で石器作ってみよっかな!」とのこと。 社会(歴史や地学)や理科に興味をもつきっかけになると嬉しいな…。 と、以上がこの夏の子どもへの変わったモノ・プレゼントでした。 大人になったら、喜べないもの、それどころか悲鳴をあげて忌避されるケースもあるでしょう。 でも意外とお子さんって喜んでくれるもの。 小児はりのエピソードの一つとして、なんだかイイ思い出として、子どもたちの記憶に残ってくれれば…と願います。

  • G.W.の帰省中も鍼治療

    G.W.の帰省中も鍼治療

    受付の足立ももえです。 先日の5月の連休後半は実家(愛媛県)に帰省しておりました。 連休明けにはコロナも5類になるという話で、このG.W.の交通渋滞も以前の状態に戻ると予想されていたので、夜明け前の5時前に張り切って出発!そのおかげか無事に大きな渋滞には巻き込まれずに実家に到着できました。行きの運転はインチョーと長男が担当(ご苦労さまでした)。 写真:愛媛県の双見海岸。久しぶりにこの道を通りました。子ども達は「雲が鳳凰の形してる!」と盛り上がってました。 さてさて実家では、普段できない買い出しや電球の交換など、いつもの実家帰省のパターンでした。 あとはインチョーの両親への鍼灸治療。(両親も楽しみにしてくれているみたい) しきりお父さんは「膝の痛みに(鍼が)よう効いとる」と言っていました。初日の買い物のときには足を引きずって歩いていましたが、確かに2日以降はいつも通りに歩いていましたねー。 いつもの帰省治療と違ったのは急患?として、近所のおじさんが鍼治療にやってきたこと。 なんでも一昨日から腰が痛くて痛くて…。家の中を這うようにしていたとのこと。 「昨日は痛くて泣きよった(泣いていた)…」と、あまりの辛さに耐えかねてお父さんに連絡しての治療連絡でした。 ご近所さんのピンチということで、すぐに来てもらい鍼治療です。軽トラから玄関まで、なんとか這うようにして仮の治療室にご来院?です。 いつものように腰を中心に背中~足の範囲を(と、インチョーが言ってました)一時間ほど治療したところ…。 帰りは玄関から軽トラまで、素人目にもずいぶんと歩けるようにはなっていました。 おじさんも「ずいぶんラクになった」とは言ってくれてましたが「明日ももう一回ハリしてほしい…」とも(笑)。 ということで2日続けての集中治療です。 2回の治療で姿勢も歩き方も表情も良くなり、「昨日はよー眠れた!」と笑顔で言ってくれたのが印象的でした。 私たちが大阪に帰るとき、軽トラに乗ってわざわざお見送りに来てくれたのには、インチョーもすごく感動して喜んでましたね(笑) と、今回の愛媛帰省は鍼治療イベントの多いG.W.なのでした。

  • 当院の小児はり風景 - 影絵あそび -

    当院の小児はり風景 - 影絵あそび -

    受付担当の足立ももえです。 当院の小児はりの風景を紹介します。 小児はり治療といえば、なんだか怖いイメージがありますね。 いくら「刺さない鍼だよー」「お灸も熱くないよー」と言っても、怖いというイメージ?先入観?はそう簡単には消えません。 なので、当院での小児はりの日常の風景を紹介しますね。今回紹介する写真は「影絵あそび」です。 この子はとても人懐っこい男の子。 頑張り屋さんで習い事も自分で決めて、休まずに通って、それで疲労がたまって頭痛や吐き気などの体調不良になって当院に…というパターンが多いです。いつも3~4回通院すると、それらの症状も治って、また頑張る!とそんなサイクルですね。 この日は何がきっかけだったのか…壁に移る影をみて影絵あそびが始まったようです。 当院にはお灸に火をつけるためにキャンドルを各部屋に置いてあります。そのロウソクの火で影絵をしていますね。 写真:定番のイヌの影絵でしょうか 写真:イヌの影絵を教えるインチョー 写真:インチョーが言うには「やかん」の影絵だそうな… インチョーも子どもに遊んでもらうのが好きなので、ちょくちょく治療中に子どもたちと遊んでいますが、ちゃんと治療はしてるんですよ。

  • 2019年頭のご挨拶

    2019年頭のご挨拶

    あけましておめでとうございます。 「2019年の年もより一層 効きの良い鍼を目指します!」 昨年はなかなか充実した一年でした。 日本伝統鍼灸学会での発表(詳細)や全国鍼灸マッサージ協会での特別講師(詳細)など、臨床以外の活動も精力的に行いました。 また、個人的には金剛山、葛城山(詳細)、高野山(詳細)、そして大峰山(詳細)と近隣の主要な山々に勉強に行くことができた一年でした。 今年もしっかりと勉強をしつつ、活動していこうと思います。 2019年はさらに充実した一年にして、より一層効きの良い鍼を目指します。   当院玄関先の正月のお飾り 家族で初詣にいった先は犬鳴山 犬鳴山の不動明王 犬鳴山の七宝瀧寺にて、ご祈祷を受ける。 去年の大峰山の一日修行の成果か、般若心経と不動明王のご真言は聞き取れました。