内関(ないかん)お役立ちのツボ①

トータル・ママサポート鍼灸師の足立です。

今日は「お役立ちのツボ」として内関(ないかん)を紹介します。

内関の探しかた

手首中央から肘に向かって指を横にして2~3本分の位置だと言われています。

2~3本分でアバウトな表現ですね。

つまり「この周辺・このエリアで反応が一番強い場所、そこが内関というツボのありかだ!」ということです。

では強い反応を見つけるには…というと「ツボを押して痛む場所」それが内関の探し方です。
(指で押して痛むことを圧痛といい、圧痛が強く出る場所を圧痛点といいます)

特に内関の圧痛は深い場所にあります。優しく そして 深く押してみてください。

ただし圧痛を探す場合はいきなりグイっと強く押すのは禁止です。ツボによっては鋭い痛みが出るケースがあります。

内関の効き目

 神経の緊張を緩める

 咽喉・胸・上腹部の詰まりを緩める

内関の代表的な効能には以上のような作用があります。

ですので、実際の治療では、緊張・ストレス・睡眠障害・不眠…などにも使われますし

妊婦さんには妊娠悪阻(つわり)の症状、ムカムカ、吐き気、嘔吐、ノドの詰まり感…にも使われます。

また小児科でもチックなどの治療にも当院の小児はりでは内関を使うときがあります。

内関への刺激

先ほども書きましたように、内関への刺激は注意が必要です。

内関のツボに強いコリがある場合は、圧痛が強くなる傾向があります。いきなりグイっと強く押してはいけません。かといって、弱い刺激だけではツボ刺激になりません。

①押し始めは優しく…徐々に深く押していって固いコリや圧痛点を探してください。

②圧痛点を見つけたら、「イテ、イテテ…」と、やや圧痛を持続させ、手首から肘に向かって押します。

③ツボ刺激は2,3度で十分です。あまり長いこと押しすぎても刺激オーバーになります。

※特に男性が女性に対して押す場合は、最初はやさしく、次第に深く押す…です。

自分でツボ刺激する場合は、写真のように片方の親指で押すと、深い部分まで押しやすいです。

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