三陰交(さんいんこう)お役立ちのツボ②

トータル・ママサポート鍼灸院の院長 足立です。

「お役立ちのツボ」第2回は三陰交(さんいんこう)というツボを紹介します。

三陰交は逆子のお灸に用いられるツボでも有名です。

また古来より「婦人の三里」とも呼ばれ、婦人科疾患の治療に広く使われ、実績と信頼を得ているツボでもあるのです。

三陰交の見つけかた

三陰交は脛(すね)の内側にあります。

足首から膝に向かって指を横にして3~4本分の位置だと言われています。

指3~4本分ってアバウトな表現ですが
「この周辺で反応が一番強い場所、そこがツボのありかだ!」ということです。

ツボの反応は「周囲に比べて凹んでいるところ」や「指で押して痛みや気持ちよさを感じるところ」です。
(指で押して痛むことを圧痛といい、圧痛が強く出る場所を圧痛点といいます。痛気持ち(イタきもち)いいと感じるのも反応点だといえます)

ただし妊娠中は三陰交をグイっと強く押すのは禁止です。

三陰交の効き目

三陰交の代表的な効能を以下に紹介します。

 血液の流れや血液の質を改善します

 身体の内側の緊張や痛みを緩めます

血液の質や循環を改善する点は、女性の体質に深く関わります。
冒頭に紹介した「婦人の三里」と呼ばれる所以(ゆえん)ですね。
※三里とは足三里のこと、主に体の元気を補充する効能があります

そのため、不妊治療、妊娠中のマイナートラブル、産後ケア、更年期障害など閉経前後の体調不良など、婦人科疾患の治療全般に多用されるツボです。

三陰交への刺激法

三陰交への刺激はお灸がおススメです。

特に温灸と呼ばれるタイプのお灸は、安全かつソフトな温熱刺激が可能ですのでご自宅でのお灸ケアに最適です。

温灸はお近くの鍼灸院でお買い求めください。
また、その際は鍼灸師による診断を受けた上で、お灸ケアを行うことを推奨します。

 

 

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