当院の玄関前にて昨年の晩秋から育ててきた大麦。ようやくこのたび収獲しました!
写真:大麦を収穫して破顔一笑!のインチョー足立(2024.05.11 撮影)
2021年に“田んぼごっこ”を始めて、去年で3回目の稲作。
でも麦作りは今回が初めてでした。小麦と大麦の違いも分からないまま、手探りの状態でネット情報を集めながらのスタートでしたが、なんとか収獲できたのはうれしかったですね。
なぜ毎年、お米・麦を育てるのか?とよく聞かれるのですが
なんとなく…なのですが、稲穂や麦穂のような作物って、成長が感じられるのですね。
小さな苗から見守り、スクスクと育っていき、花を咲かせ、穂を実らせて、その稲穂・麦穂が鮮やかな緑から黄金色に色づいていく…。その過程を見守ることで、なぜか元気をもらうような気がするのです。
写真:緑色が鮮やかな若穂が出てきたころの写真。雄蕊がみえているので、実はこれは麦の花(2024.04.05 撮影)
写真:若々しい麦穂が揃いました。(2024.04.05 撮影)
写真:黄金色に実り始めた麦穂(2024.05.06 撮影)
写真:黄金色に実った大麦の穂。収穫直前の姿。(2024.05.11 撮影)
元気をもらうのは私だけではありません。患者さんたちも元気をもらっているような気がするのです。
「先生、田植えしたんですね。」
「苗が育ってきましたね」
「今年は穂が大きいですね」
「そろそろ稲刈りですね」
「あのお米、もう食べました?」
「あれは麦の苗ですか?」
「私、麦って初めてみました」
「小麦と大麦、どう違うんですか?」
などなど、会話の端々に興味と好奇心と、作物に対する親心のような見守る気持ちが感じられるのです。
『やはり、日本人のDNAがお米に対して…』なんて、軽々しいセリフではなく、親心のようなものでしょうか。また“穂”というのは生命力を表わすような気がします。
治療に受けに来られる患者さんの来院前と後に視界の端っこで、ちょこっと元気を分けてもらえるような存在になれば…と思い、田んぼごっこを続けております。
足立鍼灸治療院 足立繁久