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つわりの悪化要因 -湿度と気圧-
その1は 「夕方から夜にかけてつわりが悪化する」でした。
今回はつわりが悪化する条件その2「つわりは雨の日にひどくなる」です。
湿度や気圧の変化で悪化する…そんな現象は臨床上よく見うけられます。
外界の変化に敏感な妊婦さんは、高湿度・低気圧の変化から体調が左右され、つわりが悪化するケースが多いのです。
雨の日や曇りの日、そして台風の日などはつわりがひどくなります。
日常生活に現れる症状
このような湿気に弱い体質の妊婦さんは日常生活では次のような症状として現れるケースが多いです。
「炊きたてのご飯の匂いに気持ち悪くなる。」
「お風呂の湯気で気持ち悪くなる。」
「子どもの体臭(汗の匂いなど)に気持ち悪くなる」
さらに酷(ひど)い症状になると
「唾液・よだれが多量に出て困る。」
「水やお茶も受け付けない。」
…等のお悩みや症状を訴えられる妊婦さんは多いです。
なぜ湿気に左右されるのか?
東洋医学では、湿気は人の体に影響を与えると考えられています。
特に健康に悪影響を及ぼすほどの湿気を湿邪(しつじゃ)と呼びます。悪い湿気という意味ですね。
日本漢方ではこの湿邪を水毒(すいどく)と呼ぶこともあります。(水毒の方が字からイメージしやすいかもしれません)
体内に水毒が多い人ほど、外の湿気に強く影響を受けます。
水毒を多くもつ身体は、これ以上の水の影響を受けることを拒むため、ムカムカ・吐き気・嘔吐・よだれつわりという形で拒否反応を示すのです。
水毒を減らすため母体はがんばっている
水毒によるムカムカ・吐き気・嘔吐・よだれつわりの症状を減らすには、水毒を減らすことです。
水毒を減らすには2通り方法があります
1つは水毒を排出・排除して減らすこと。
2つは水毒を増やさないこと。
「水毒を排除する」「水毒を増やさない」
実はこの2つの方法を実践している母体の働きこそが“つわり”なのです。
吐きつわりや唾液つわりという方法で水毒を体外から排出し、
食欲低下や吐き気という形で、水毒の元となる物を摂取することを防いでいるのです。
実際の生活で水毒を減らす方法については次回の記事で紹介します。
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