多胎妊娠にプレママ鍼灸のできること

多胎妊娠で知っておきたいこと

多胎妊娠とは、双子(ふたご)や三つ子(みつご)のように、2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠することです。

また双子にもいろんな分類があります。一絨毛膜一羊膜(MM双胎)、一絨毛膜二羊膜(MD双胎)、二絨毛膜二羊膜(DD双胎)といった膜性分類です。

一絨毛膜とは一つの胎盤と絨毛膜を2人の赤ちゃんで共有すること。二絨毛膜とはそれぞれの赤ちゃんが胎盤と絨毛膜を持っている状態です。
一羊膜と二羊膜の違いは、赤ちゃんが羊膜という個室で区切られているか(二羊膜)、同室に2人いるか(一羊膜)の違いです。
それぞれのタイプで起こり得るリスクに違いがあります。

多胎妊娠と母体にかかる負担

多胎妊娠では単胎妊娠よりも母体にかかる負担が大きく、つわり・早産・妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、子宮内胎児発育遅延、胎児形態異常…などが心配されます。
またマイナートラブルとしても、お腹の張り痛みや腰痛、むくみ(浮腫)、逆子などの起こりやすいです。

これらのリスクを避けるため(多胎妊娠の状況によって)管理入院が勧められます。

東洋医学で考えると

東洋医学でも母体にかかる負担を考えることができます。
通常、妊娠期間中には肝・脾・腎のチカラを大いに消費します。それが多胎妊娠となれば、その消耗度も数倍となります。

このような肝・脾・腎の消耗が進めば進むほど、母体が耐え切れずに早産、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群などが起こります。また胎児を育てる氣血が低下することで胎児の発育遅延が起こるのです。それらの問題が起こる前に体質的に防ぐ東洋医学的なケアが必要です。

東洋医学でできる多胎妊娠への鍼灸ケア

妊娠中は母体の肝・脾・腎の三臓が懸命にはたらくことで、妊娠を維持し、胎児を育てます。
また氣・血・水も通常の代謝とは異なります。子宮に氣・血を集めることで胎児を守り育てます。

多胎妊娠となると、氣・血の消耗は通常の倍となり、下半身に停滞・貯留する水もまた通常以上となり、種々のマイナートラブルを引き起こします。

近代西洋医学による検診・管理と併用して、東洋医学的な母体へのケアを加えることも推奨します。
目に見える異常やリスクに対しては近代西洋医学、目に見えない体質的なケアに関しては東洋医学で、と万全の対策をしておくことも重要です。

多胎妊娠へのプレママ鍼灸治療カルテ

 

 上の子もいるので入院を遅らせたい…双子の妊婦さんのカルテ

 

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