院長足立です。
4月の1日(月)と2日(火)の2日間、京都にて【Japanese Acupuncture study-abroad tour 2024】の講師を務めてきました。
写真:JAT2024にて海外の鍼灸師さんに小児はりを講義する足立繁久
このJapanese Acupuncture study-abroad tour、略してJATとは「日本の伝統鍼灸を学ぶツアー」として毎年、春に20名近くの海外の鍼灸師さんが京都に集結します。そして7~10日ほどかけて、日本鍼灸を指導する先生が日替わりで彼らにレクチャーするのです。
私が初めてJATの講師を担当したのは2018年でした。
しかし、2019年から2022年にかけては新型コロナウイルスのパンデミックにより世界的に人の動きがストップした期間が続き…
ようやく2023年からJATも再開。去年、そして今年と「小児はり」部門と「脈診・腹診」部門の講師として2日にわたって海外の鍼灸師さん達にレクチャーする機会を得ています。
写真:JATにて海外の鍼灸師さんに腹診を指導する足立繁久
写真:JATにて腹診のポイントをレクチャーする実技ワンシーン
私は講師として彼らに教える立場にありますが、「教える」ことは「教わる」ことでもあります。ましてや彼らは海外の人たち。海外に人たちに日本の伝統技術を伝えるということは、改めて自分自身をふり返り見つめ直す良い機会でもあります。いつも良い勉強をさせてもらっているな~…としみじみ思うのです。
今年のメンバーはとりわけ個性豊かな人たちが多かったですね。私も少しづつ慣れてきたのもあるかもしれません。個々の性格を踏まえて学術指導できるような手応えを得ることができました。
写真:仲良くなったのもあってか、ツーショットの撮影会が始まった…なぜ?
写真:2日間の担当講義が終わり、皆さんで記念撮影。皆さん、よくがんばりました!
来年はどんな鍼灸師が来日するのか、楽しみです。