この夏、子どもたちに渡したプレゼント

インチョーこと足立繁久です。
この夏は小児はりに通う子どもたちに一風変わったプレゼントを渡しました。
一つを除いて、他の鍼灸院やお店などではまず取り扱っていない物を手渡しました。もうこれは完全にインチョーの好みです。

そのプレゼントのうち、公表できる範囲で本記事で紹介しましょう。まずはポピュラーなものから・・・

カブトムシ

これはプレゼントとしてはさほど珍しいものではありません。
が、去年から(そのルーツをたどると4年前から)手塩にかけて育てているカブトムシです。

写真:今年のカブトムシはなかなか良型揃いでした

ですが、近ごろのお子さんの中にはカブトムシを喜ばない子もチラホラ…。
時代の流れを感じます(トホホ)
でも、写真のように純粋に喜んでくれるお子さんもいてくれました!
子どもたちの笑顔には、本当に癒され元気をもらえますね。

写真:初めてカブトムシに触れる女の子(写真掲載許可済)


写真:カブトムシに触れる男の子(写真掲載許可済)


写真:プレゼントしたカブトムシの絵を描いてきてくれました!うれしい!!(写真掲載許可済)

 

ミジンコ(微生物)

ミジンコをお子さんにプレゼントする鍼灸院は他にはないでしょう。
鍼灸院どころか、どのお店でも、こんな荒業(?)をするところはないと思います(笑)

もちろん受け取ってくれたお子さんは一人だけ。
【注意】小児はりに来院するお子さん全てにミジンコを勧めているわけではありません。

発端は、治療院前のミニ田んぼの話題から…。

稲の苗がスクスクと育ち始めたころのこと。
小児はりしながら何の気なしに
「今、ミニ田んぼにたくさんの生き物がいるんよ~」
「カブトエビと、ホウネンエビと、ミジンコと…」と言ったところ…

男の子(小1)が食いついてくれました
「ミジンコってどんな形してるん?」
「ボク、見たことない!」
と、こんな会話。

じゃあ、ということで手持ちのペットボトルに田の水を入れて、実際に見てもらいました。
でも小っちゃいので、家に帰って虫メガネとかで見てね~と、話は終わったのですが
この時に、カブトエビ・ホウネンエビ・ミジンコの絵をザ~ッと描いたのがこの写真…

写真:インチョー画、田んぼに住む小さな生き物(上からマルミジンコ・ケンミジンコ・カブトエビ・ホウネンエビ…のつもり)

これを機に生き物が好きになったり、理科(生物学)に興味を持ってくれるといいな…

サヌカイト(讃岐石)

サヌカイトを子どもにプレゼントする鍼灸院なんて、日本中でもかなりレアではないでしょうか(笑)

サヌカイトとは…石器に使われていた石です。
石器に使われる石といえば、黒曜石がよく知られていますが、畿内では二上山を中心にサヌカイトが採られていました。

私の少年時代では、河内長野の自宅周辺でも1~2個見つけた経験があるですが…(大学時代に家を離れている内に紛失しました)
最近になって近くの小山でサヌカイトがいくつも拾える場所を見つけて1,2個拾ったのを、小児はりに来ているお子さんが見つけて(子どもさんって、観察力がすごいですね。)
「先生、この石なに?」となり、プレゼントに至ったわけです。

写真:石器に使われたというサヌカイト。石器に使われていただけにエッジが鋭いのでご注意ください

その子いわく「夏休みの自由研究で石器作ってみよっかな!」とのこと。
社会(歴史や地学)や理科に興味をもつきっかけになると嬉しいな…。

と、以上がこの夏の子どもへの変わったモノ・プレゼントでした。
大人になったら、喜べないもの、それどころか悲鳴をあげて忌避されるケースもあるでしょう。
でも意外とお子さんって喜んでくれるもの。

小児はりのエピソードの一つとして、なんだかイイ思い出として、子どもたちの記憶に残ってくれれば…と願います。

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